2012年5月26日土曜日

痛い楽器!

じゃ〜〜〜〜〜〜ん!!!!




ムンバイ在住で、日本に一時帰国中のサーランギ奏者、
ナカガワユウジさんをお迎えしてのイベント。

出演は、

ナカガワユウジ(サーランギ)
松本こうすけ(タブラ)
マハヴィシュヌ・ニレ(ギター)
牧瀬 敏(ダルブッカ)
脇田 輝(ヴァイオリン)

という豪華な顔ぶれ。(※ぼく以外笑)

サーランギという楽器、ご存知ない方もいらっしゃると思いますので、
ちょっと説明。





サーランギは北インドの弓奏楽器。
多くの弦楽器は指の腹で弦を上から押さえて演奏しますが、
この楽器は爪の甘皮の部分を弦の横から押し当てて演奏します。
ご想像の通り、 演奏するのが、 とても痛いです。
でもキラキラとした共鳴弦の響きに包まれる中、
狂おしい音色を奏でることのできる素敵な楽器。
ぼくは大好き。

ライブ内容は、

ナカガワさん×松本さんによる北インド古典、
ニレさん×牧瀬さん×脇田による無国籍音楽、
最後は全員での未知の音楽!?てな感じ。

今日全員でリハしたんですが、
とても刺激的でした。

ナカガワさんの演奏、かっこいいなぁ。ほんと素晴らしい音色です。

恐れ多くも、ぼくが作った曲もみなさんでやって頂けることになりました。
リフを作曲しただけだったんですが、
リハでみんなの意見でちょっとずつまとめてもらって、
いい感じになりました。
どきどき。

北インド古典を自分もほん少しかじり始めただけに、
大先輩お2人の演奏をお聴きするのは本当に楽しみです。

でも一緒に演奏するときは、
気後れせずにがんがん弾いて楽しもーっと。

詳細はこのページの左の「ライブ情報」でご確認くださいませ。
みなさんぜひぜひ遊びにきてください☆
(日程が2日間ありますので、ご注意ください!)




リハ後、全員で。








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2012年5月21日月曜日

unaiさんと。適度な距離感。音は適度に聴いて。

先週の土曜、
十三のテハンノでunaiさんと演奏してきました。

unaiさんとは今年に入ってからちょいちょい遊ぶようになって、
今回が2回目のライブ。

当日もリハしたんですが、その時に、

この2人は相手のことを聴き過ぎる。
お互いの音を聴きつつ、
でも影響されすぎない、
自立したオトナな関係で演奏しよう

と約束。

本番はその約束どおり、
心地の良い緊張感を保って演奏することができました。

動画で記録したので、
いくつかご紹介。

全曲unaiさんが作られた曲です。



Polka dots and sparks





Rhythm

      ↑↑↑
この曲はぼくのかなりのお気に入り。
途中拍子が一拍多くなって、変拍子になってるんですが、
unaiさんは曲が出来上がって、
メトロノームに合わせて練習してる時に初めて気づいたらしい(笑






Context



unaiさんのつくる旋律、どれも素敵なんです。

タイバンは口石さん、リトルキヨスキーさんでした。
全組色合いが違うユニットで飽きずに楽しめたなぁ。

最後は全員で集合写真。



このときタイバンしたリトル・キヨスキーというバンド、
ファンになっちゃった。

全員おそろいの衣装でかっこよかったです。

いい夜でした。

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でも

ぼくは反省点が。

動画みて気づいたけど、
不必要なビブラートがいっぱいある。
こんなにいらない。絶対いらない。

インド音楽練習してるときは全くビブラートなしで弾けるのに。

音に意志を透徹しきって、
無意識で、
やりたいこと全部できるようになれたらなぁ。




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2012年5月7日月曜日

速さには限りがある。限りがないのは・・・・・・

一昨年の年末にダルブッカの牧瀬さんと共演させて頂いたのを皮切りに、
去年はたくさんの素晴らしい音楽家・ダンサーの方々とご一緒する機会に恵まれ、
今の自分の状態を見つめ直す機会を頂きました。
そんな時にふつふつと興味が湧いて来たのが北インド古典音楽の世界。

今年の頭から、
シタール奏者のアミット・ロイ先生のもとで北インド古典音楽を基礎から学んでいます。

ゴールデンウィーク中、
2泊3日で門下生の合宿に参加してきました。

場所は知多半島にあるお寺。
小高い場所にあって海が一望できました。



まだ数回のレッスンしか受けたことがなく、
レベルが未熟な上に、知ってる人もあまりいないので、どきどき。
お寺に到着したら、そこは別世界。



畳の上にシタールやサロードがこんなに転がっている場所は日本でそうそうないんじゃなかろうか(笑

シタールの人がもちろん一番多かったですが、
タブラ、サロード、バンスリー、サーランギ、ボーカル、エスラジと、
様々な顔ぶれでした。(バイオリンはぼく一人でしたが。。。。)

先生に教えてもらったフレーズをみんなでひたすらループする練習がメイン。
シタールとサロードのキラキラした音色に包まれ続けて、
何度かトリップしかかりました。
共鳴弦とジャワリの音色が羨ましい。
インド音楽用に、20本くらい共鳴弦付いた5弦バイオリンが欲しいなぁ。




一斉練習が終わっても、
どこかで誰かが、楽器を弾いてる。

そうそう、
ある晩、ひとつのターンをみんなで練習してたら先生が来て、
どんどん高速に煽っていき、わけのわからんくらいのスピードに。



そのままのスピードでみんなで3時間弱?くらいみんなで弾き続けました。。。笑
倒れるかと思った。。。。

次の日にサロードの方と昼食をしながらそれを思い出してのお話をしてたら、
以前の個人レッスンのときも、
同じようにスピードを求められて速度をどんどん上げて弾かされたことがあったとのこと。

その後に「だが速けりゃいいってもんじゃない」との前置きをして先生が言った一言。

「速さには限りがある。Beautyには限りがない。」

そうか、その通りです、師匠!
限りのないBeauty、
その片鱗にでもいいから早く自分の演奏の中で触れてみたいものです。

今回、いろんな方とお話できたのも、
いい経験になりました。
本当に個性的で素敵な方ばかりでした。
みなさんいろいろ教えてくださってありがとうございました!

来年、参加する際には、もっともっとレベルアップしてたいです。





















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