音楽に興味を持ち始めた中学校の2〜3年だった頃、
ヴィヴァルディのファゴット協奏曲をCDウォークマンで聴いていたときだったか、
ふいに、ファゴットの管体に取り付けられた金属のキーを、
かぱっ かぱかぱぱ かぱっ ぱっ っぱ
と奏者の指が開閉する音がきこえて、
大変にとまどった記憶がある。
こういう「芸術」の録音に、意図して作曲、若しくは発生された音ではない、
物理的な動作の音が混じっているのは、
果たして「よいこと」なのだろうか、と。
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完成されたパッケージの中でしか、ものを考えて、感じていなかったんだなと、
今は思います。
=〜=〜=〜=〜=〜=〜=〜〜〜〜〜〜
音を発する際に、そのかぱかぱは必然的に出た音なんだから、
それを愛でないのは、ちょっとつまらないと思う。
(かぱかぱって素敵な響きだな。
CDには雑音が入ってないですね。ほとんど。
許容できる、と考えられたレベルでは入っているかもしれませんが。
その点、SPレコードなんかは面白い。
再生する時点で、雑音も一緒に飛び出してくる。
録音された盤を再生していることには間違いないけれど、
身体的動作を必要とする上に、雑音が出てしまうということは、
それはもうすでに生演奏に近いと思うなぁ。
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そうだと思いませんか、Ooくん。
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ということで、ぼくの音楽人生に多大な影響を与えた友人のブログの紹介。
彼には、
SPレコードを聴かせてもらったり、西成区の泥棒市に連れてってもらったり、
数々の雑音おもちゃで遊ばせてもらったりと、
いろいろな経験させてもらいました。
いま、雑音も含めて、音の世界にいろんなことを感じられるのは、
彼の存在に負うところが大きいかもしれません。
氏のブログは本当に徒然なることをつらつらつらつら綴られているだけですが、
こんな奴もいるのか、ということを知ることだけはできます。
ただ、ほんとうにそれだけしか得るものはないかもしれません。。。わらい
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